サラダスピナーがなくても、野菜の水気は十分に切れます。仕上がりを左右するのは道具の有無より、「洗った直後に盛らない」「水が逃げる面をつくる」「表面の水滴を最後に取る」という三段階です。水分が残るとドレッシングが薄まり、葉が皿の中で滑って食べにくくなります。
ざるで落とし、布や紙で仕上げる
洗った葉物をざるに広げ、数回やさしく上下させて大きな水滴を落とします。次に、清潔なふきんまたは厚手のキッチンペーパーの上へ重ならないように置き、上から別の布や紙で軽く押さえます。こすると葉が傷み、そこから水分が出るので、挟んで吸わせる感覚です。
量が多いときは、一度に包まず二、三回に分けます。下の葉に水がたまったまま上だけ乾いていることがあるため、途中で上下を入れ替えます。キッチンペーパーがびしょびしょになったら交換し、濡れた紙の上に放置しません。
袋を使う方法は周囲に注意
葉物を清潔なふきんで包み、口を閉じた大きめの袋に入れて、短時間だけ円を描くように振る方法もあります。遠心力で布に水分を移す考え方です。ただし、袋が破れたり、周囲にぶつけたりしないよう、少量で行います。食品をむき出しのままレジ袋へ入れるのではなく、食品に使える清潔な袋とふきんを使ってください。
時間を使って乾かす場合
ざるの下にボウルを置き、冷蔵庫で短時間休ませると、表面の水滴が落ち着きます。室温に長く放置する方法は、衛生面でも葉のしおれの面でも勧められません。冷蔵庫に入れる際も、ほかの食品の汁がかからない位置を選びます。
水切り後の扱いで差が出る
乾かした葉にドレッシングをかけるのは食べる直前です。塩や酸が触れると葉から水分が出るため、作り置きする場合は野菜とソースを別容器にします。トマト、塩もみ野菜、豆腐など水分の出やすい具も別にし、盛り付け時に合わせると最後まで味がぼやけません。
BouleVardが自家製ドレッシングの味を大切にしているのも、野菜とソースがきちんとなじんでこそ一皿になるからです。家庭でも、特別な道具を増やす前に、ざるで大きな水を落とし、清潔な布や紙で表面を仕上げる。この二段階だけで、サラダの味はかなり変わります。
パセリや大葉のような小さな葉は、ざるの網目から落ちやすく、強く押すと香りも損ないます。茶こしや小さなざるで洗い、紙の上へ広げて自然に水分を移します。保存するなら、完全に乾かした後で清潔な容器へ入れ、底へ乾いた紙を敷きます。紙が湿ったら交換し、変色や異臭があれば使わないでください。

