サラダラップとトルティーヤは、同じものを指す言葉ではありません。トルティーヤは小麦粉やとうもろこし粉などで作る薄い生地の名称で、サラダラップはその生地などで野菜や具材を包んだ料理です。つまり、トルティーヤは「包むもの」、サラダラップは「包んだ料理」と考えると整理できます。
生地としてのトルティーヤ
日本で市販されるラップ用トルティーヤには、小麦粉を主原料にしたやわらかいタイプが多くあります。とうもろこしを主体にしたものは香りが強く、商品によっては小さく割れやすいことがあります。原材料、アレルゲン、保存方法は商品ごとに異なるため、名称だけで判断せず表示を確認します。
冷たいままでは折れやすい生地もあります。フライパンや電子レンジで商品表示どおり短く温めると、巻きやすくなります。温めすぎると乾いて割れるので、一枚ずつ様子を見ます。
サラダラップの中身は自由
葉物だけでなく、キャベツ、にんじん、豆、アボカド、魚、鶏肉、卵などを組み合わせられます。水分の多い具を詰めすぎると生地が破れるため、野菜の水気を切り、ソースは薄く塗ります。トマトやピクルスは中央に置き、外側を葉物や肉で囲むと漏れにくくなります。
巻き方は、具を手前側へ横長に置き、左右を内側へ折ってから手前から巻くのが基本です。具を山盛りにするより、最初は少量で巻き、足りなければ二本目を作るほうが崩れません。
タコスやブリトーとの境界
トルティーヤを使う料理にはタコスやブリトーもあります。形や具、地域の食文化によって呼び方が異なり、日本の商品名では境界が曖昧なこともあります。サラダラップは野菜を多く使う傾向がありますが、「サラダ」という名前だけで栄養やエネルギー量が決まるわけではありません。生地、肉、チーズ、ソースを含む全体を見ます。
ボウルとラップの使い分け
持ち運びや片手で食べることを優先するならラップ、具材ごとの食感や量を見ながら食べたいならボウルが向きます。BouleVardは、魚介や自家製鶏ハム、サルサなどを野菜と一緒にボウルで提供し、雑穀米も追加できる構成です。同じ具材でも、包むか盛るかで食べ方は変わります。家庭では目的に合わせて器を選び、料理名に縛られず組み立ててください。
購入後の保存にも違いがある
未開封のトルティーヤは商品表示に従い、開封後は乾燥とカビを防ぐため密閉して早めに使います。作ったサラダラップは、水分が生地へ移るため長時間の作り置きには向きません。持ち歩くなら十分に冷えた具で作り、保冷します。前夜に具材だけ準備し、朝に巻くほうが食感を保ちやすくなります。におい、変色、カビがある生地は加熱でごまかさず処分してください。

