「サラダ菜」は、一般にやわらかく淡い緑色の葉を持つ結球レタスの一種として流通しています。口当たりが穏やかで、手でちぎりやすく、料理の下に敷く用途でもおなじみです。栄養を語るときは、名前の印象だけで「普通のレタスより必ず優秀」と決めず、食べる量とほかの食材との組み合わせを見ます。
数字は同じ重量で比べる
野菜の栄養成分を比較するなら、一枚と一玉ではなく、可食部100g当たりなど同じ基準を使います。文部科学省の食品成分データベースでは、レタス類を食品名ごとに検索できます。サラダ菜のような葉物には、水分に加え、ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれますが、実際の摂取量は皿に何g盛るかで変わります。
一種類を大量に食べて数字を満たそうとするより、トマト、にんじん、豆、海藻、きのこなどを入れ替えるほうが、料理としても続きます。食品成分表の値は目安で、栽培条件や調理、廃棄部分によっても差が出ます。
やわらかさを生かす扱い方
葉が薄いため、強くこすって洗うと傷みやすくなります。一枚ずつ外して流水で洗い、清潔な布やキッチンペーパーで挟むように水気を取ります。包丁で細かく刻むより、食べる直前に大きめにちぎると、しんなりしにくくなります。
濃いソースを大量にかけると葉が負けるため、酸味の穏やかなドレッシングを薄くまとわせます。肉や魚の下に敷くだけでなく、ゆで卵、豆、トマトなど形のある具と合わせると、一皿の中で役割が生まれます。
保存時は芯と水分を見る
購入後は乾燥させすぎず、かといって水滴を残しすぎないことが重要です。外葉の傷んだ部分を除き、乾いた紙で包んで袋や容器へ入れ、冷蔵します。紙が濡れたら交換します。ぬめり、異臭、広がった褐変がある場合は、健康効果を期待して無理に食べません。
サラダ菜だけで完結させない
BouleVardがサラダボウルで大切にしているのは、国産野菜に魚介や自家製鶏ハム、豆、ナッツなどを組み合わせ、食事として満足できる形にすることです。サラダ菜はやさしい土台になりますが、栄養も満足感も一枚の葉へ背負わせる必要はありません。主役と色の違う野菜を加え、料理全体で考えてください。
家庭では、サラダ菜を器のように使うと持ち味が分かります。水気を切った葉に、豆と刻んだトマト、加熱した鶏肉などを一口分ずつのせれば、やわらかな葉と具の食感を同時に味わえます。温かい具をのせる場合は、湯気が落ち着いてから盛ります。余った葉を翌日まで残すなら、調味せず乾いた状態で冷蔵し、食べる前に一枚ずつ状態を確認します。

