今日の記事では、一皿で豊かな食事内容が備わった “シーザーサラダ”の歴史とその由来について紹介します。
バリエーション豊富なサラダの中でも特別な位置を占めているシーザーサラダ。
その名前の由来と、そこから派生した様々なレシピについて解説します。
シーザーサラダ誕生のエピソード
1920年代。
アメリカの禁酒法が施行された時期、飲酒のためにアメリカから隣国メキシコに足を運ぶ人々が増加しました。
その中には、映画産業で成功を収めていた人々も多く含まれており、映画俳優やプロデューサーたちが頻繁に訪れるレストランが誕生しました。
その名も「シーザーズ・プレイス」。
このレストランのオーナーであるシーザー・カルディーニが、ひとつの深夜、突然料理が不足する事態に遭遇した。
そこで彼は、手元にある食材を駆使して即席の一品を作り出しました。
その結果、生まれたのがロメインレタス、パルメザンチーズ、クロウトン、卵、オリーブオイルなどから成るこのシーザーサラダでした。
名前の由来
彼が作ったサラダが「シーザーサラダ」であり、名前は彼の名前から取られました。
まさに、店のオーナーである彼自身が作り出した一品だったのです。
したがって、ローマ皇帝ユリウス・シーザーから名前がつけられたわけではありません。
上述の逸話からもわかるように、シーザーカルディーニから名付けられたのが正解と言えます。
シーザーサラダのバリエーション
オリジナルのシーザーサラダが誕生してから、様々なバリエーションが作られました。
例えば、チキンやアンチョビをトッピングしたシーザーサラダや、ベーコンやアボカドを加えたものなど、様々な具材を加えてアレンジされることが多いです。
まとめ
シーザーサラダは、一つの偶然から生まれ、その美味しさから世界中に広まったサラダであり、その名前の由来は、サラダの生みの親であるシーザーカルディーニに因んでいます。
絶妙なマッチングの調和が生む美味しさと栄養バランスの良さから、世界中の人々に愛され続けています。
以上、シーザーサラダの由来についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。