サラダ用のオリーブオイルと塩は、「高価なものを選べば正解」ではありません。野菜の味、合わせる魚や肉、使う量、保管中の状態で向き不向きが変わります。ラベルの言葉だけで決めず、少量を単独で味見し、サラダの中でどんな役割を持たせたいかを考えます。
オリーブオイルは香りの強さで選ぶ
青い香りや苦味、辛味がはっきりしたタイプは、トマト、豆、焼き野菜、肉など味の強い材料に合います。穏やかで丸いタイプは、レタスや白身魚など繊細な材料を邪魔しにくくなります。「エクストラバージン」という区分だけでは味の強さまで分からないため、小容量から試すのが無駄を減らす方法です。
オイルは光、熱、空気で風味が変わります。大容量を長く置くより、使い切れる量を選び、コンロ脇や直射日光を避けて保管します。古い油に不自然なにおいや強い劣化臭がある場合は、ハーブで隠して使い切ろうとしません。
塩は粒と溶け方を見る
細かな塩は均一になじみやすく、短時間で味を決めたい葉物向きです。粒の大きな岩塩は、噛んだときに塩味のアクセントが出ますが、偏ると一口だけ強くなります。手で少し砕くか、酸味へ溶かしてから使う方法があります。
海塩、岩塩などの名称より、一回にどれだけ使うかが重要です。チーズ、ハム、オリーブ、ピクルスなど塩気のある具が入るなら、追加の塩を減らします。食塩制限がある場合は、一般的な味見ではなく医療者の指示と栄養表示を優先します。
小さな試食で組み合わせる
大きなボウル全体へかける前に、葉一枚へ塩を一つまみ未満、オイルを数滴つけて味を見ます。物足りなければレモンや酢を足し、重ければ油を増やさず葉や酸味を加えます。トマトには香りの強い油、やわらかな葉には穏やかな油というように、料理ごとに使い分けます。
店舗の味を選ぶとき
BouleVardでは、オリーブオイルと岩塩、オリーブオイルとバルサミコ酢をドレッシングの選択肢として用意しています。魚介、自家製鶏ハム、ナッツなど主役によって、同じオイルでも感じ方は変わります。まず標準の量で一口食べ、必要なら少しずつ混ぜる。家庭でも店舗でも、味を確認せず全部をかけるより、この順番が失敗を減らします。
迷ったら、葉物だけ、トマト入り、たんぱく質入りの三口を作り、同じ油と塩を少量ずつ付けて比べます。葉物には強すぎる油でも、トマトや肉と一緒なら香りがちょうどよく感じられることがあります。反対に、繊細な魚へ粒の大きな塩を直接振ると、その部分だけ塩辛くなります。材料単体ではなく、実際の一口を単位に選ぶと、買った油や塩を使い切りやすくなります。

