サニーレタスを家庭で食べる際、農薬だけを特別に恐れて、洗剤で何度も洗ったり葉を大量に捨てたりする必要はありません。日本で販売される農産物には農薬の使用基準や残留基準があり、家庭では土や異物、表面の汚れを流水で丁寧に落とすことが基本です。
外葉から一枚ずつ確認する
傷んだ外葉や、土が多く付いた株元を先に除きます。葉を一枚ずつ外し、流水を当てながら、葉の表と裏、しわ、株元に近い部分を指でやさしくなぞります。ボウルのため水だけで洗うと、落ちた汚れが再び付くことがあるため、最後は必ず流水ですすぎます。
強くこすると葉が破れ、保存中に傷みやすくなります。洗った後はざるで大きな水滴を落とし、清潔な布やキッチンペーパーで挟むように乾かします。水分が残ったまま密閉すると、ぬめりや劣化の原因になります。
家庭用洗剤や薬剤を自己流で使わない
台所用洗剤には野菜・果物へ使用できる製品もありますが、すべてが対象ではありません。使う場合は用途と希釈、すすぎ方法を商品表示どおりに守ります。漂白剤や除菌剤を「農薬落とし」として自己流で使うのは避けてください。食品へ使用できるものでも、目的と濃度を誤れば安全ではありません。
農林水産省は、店で販売されている農産物について、農薬を気にして過度に洗ったり皮を大量にむいたりする必要はないと食品表示と農薬の解説で案内しています。農薬と、土や微生物を落とすための衛生的な洗浄は分けて考えます。
洗った後の二次汚染を防ぐ
生肉や魚を切った包丁、まな板、ざるを洗わずに使うと、きれいに洗った葉へ汚染を移す可能性があります。器具を分けるか、洗剤でよく洗ってから使います。調理後は室温へ長く置かず、すぐ食べない分は清潔な容器で冷蔵します。
BouleVardでは国産野菜を使ったサラダボウルを提供しています。家庭で同じように生野菜を楽しむときも、特別な裏技より、傷みを除く、流水で洗う、水気を切る、清潔な器具を使うという基本を丁寧に行うことが大切です。
表示と入手経路も確認する
直売所や家庭菜園の葉も、見た目が新鮮だから洗わなくてよいわけではありません。栽培者から「洗浄済み」と説明された場合でも、家庭で生食する前の扱いは表示や案内に従います。袋入りのカット野菜は「洗わずに食べられる」商品と、洗浄が必要な商品があります。パッケージを捨てる前に表示を読み、開封後は期限内でも早めに使います。小さな子ども、妊婦、高齢者など体調上の配慮が必要な人には、加熱した野菜を選ぶ判断もあります。

