ドレッシングがなくても、キャベツは塩、酸味、香りの三つを組み合わせればおいしく食べられます。市販ドレッシングの代わりを一つ探すのではなく、主菜に合わせて味の方向を決めます。キャベツの水気を切り、調味料を少量ずつ加えることが共通の基本です。
塩とレモンの即席サラダ
細切りキャベツ150gに塩をひとつまみだけ混ぜ、レモン果汁小さじ一を加えます。黒こしょうや乾燥ハーブを振り、食べる直前に和えます。揚げ物や肉料理の横へ置く場合は、主菜の塩味があるため、キャベツの塩をさらに控えます。
しょうゆとおかか
キャベツへかつお節を混ぜ、しょうゆを数滴たらします。しょうゆを皿全体へ回しかけず、一口分ずつ味を見ます。水分が多い場合は、キャベツを洗った後の水切りが足りない可能性があります。追加のしょうゆで解決しません。
みそをのばして使う
みそ小さじ一を酢小さじ一と水小さじ一でのばし、すりごまを加えます。みその種類で塩味が違うため、砂糖やしょうゆを最初から足しません。豆腐や蒸し鶏を合わせれば、副菜より食べ応えのある一皿になります。
温かくして甘みを出す
生の硬さが苦手なら、キャベツを蒸すか短時間炒めます。水分が出たら切り、塩と酢を少量加えます。焦げ目を少し付ければ、ソースがなくても香ばしさが生まれます。加熱後に長時間室温へ置かず、保存するなら速やかに冷まします。
避けたい「代用品の重ねすぎ」
マヨネーズ、しょうゆ、塩昆布、チーズをすべて加えると、ドレッシングがないのに味は濃くなります。塩気を担当するものを一つ、香りを担当するものを一つに絞ります。油を使わない場合でも、肉やナッツなどほかの具の油分を含めて一皿を見ます。
BouleVardでは複数の自家製ドレッシングを用意していますが、おいしさはソースだけでなく、国産野菜、魚介、自家製鶏ハム、豆などの組み合わせから生まれます。家庭でも「ドレッシングが切れた=サラダが作れない」ではありません。キャベツの水分と主菜の味を確認し、塩・酸・香りを一つずつ組み立ててください。
一週間で使い切る献立
一玉を買ったら、最初は細切りの生サラダ、次は塩とレモンの付け合わせ、その後は蒸してみそごま、最後はスープや炒め物へ回します。同じ味の大盛りサラダを毎日作るより、食感と温度を変えたほうが飽きにくくなります。切ったキャベツは切り口から乾燥するため、必要分だけ切り、残りは冷蔵します。
葉に黒い斑点がある、芯が割れているなど状態に迷う場合は、単なる生理現象か傷みかをにおいと組織で確認します。ぬめりや異臭、カビがあれば、加熱料理へ回して救済しません。

